2018/10/3金木犀
秋になると金木犀の香りが公園、道路脇、路地に匂います。金木犀というとアリスの「君の瞳は100万ボルト」
の歌詞の一節が浮かびます。それと100歳の詩人柴田トヨさんの詩集「くじけないで」に金木犀が出ている
詩があったなと思い出し、改めて詩集を開きなおしました 「思い出」という詩でした。
さて、辛酸なめ子と言うふざけたペンネームのエッセイストがいらっしゃるが、翁も辛酸なめ太郎の人生だったな?
それでも時には、充足した幸福感に全身を包まれた瞬間が何度かあるんですよ。この詩ように会社帰りの駅に
迎えの妻と幼子、三人で雨上がりの土の香りと金木犀の香りに包まれて帰るアパートへの路。
幸せな思い出中の白眉ですね。似たようなシーンを経験された諸姉諸兄も多いのではないでしょうか?
それで親子三人の缶人形を作りました。幼子とお母さんの髪の毛は鉋屑、耳とお父さんの眼鏡は缶のプルタブ、
傘は折り紙でつくりました。
2018/11/20  眉毛
缶人形を作るようになって思ったのですが、人の表情と言うものはつくづく繊細なものだということです。
口角の上げ下げ、目鼻の位置、眉毛の角度、どれ一つとっても少しの違いで表情がガラッと変わってしまうんです。
ピンセットで人形の顔に各部品を置いていって表情を作るのですが、ちょっとずれると全くイメージ通りに
 ならない。 鼻息にも気を付けなくてはならないし、夕刻になるとちょっと手が震えてくるので苦戦します。
特に眉毛が難しくて、これに喜怒哀楽のすべてが詰まっていることを発見しました。
そうしたらたまたまNHKのテレビ番組「チコちゃんに叱られる!」でやってました。眉毛があるのは人間だけなのだ
そうです。原人から集団生活への進化の過程でコミュニケーションツールとして発達してきたものだとチコちゃんが
言ってました。言われてみれば、眉をひそめる、柳眉を逆立てる、眉唾、とか他にも沢山眉毛に関わる感情表現が
ありました。だから眉毛を剃り落した昔のお公家さんや、現代の怖いお兄さん等からは感情が読みとれなくて
不気味に感じるのかも知れません。
いずれにしても、ノッペラボウならばともかく、なまじっか口や目鼻、眉があるために世のご婦人方が日夜大変な
ご苦労をされていることに気づかされた事でした。
 
 
2019年8月8日断捨離
電気炉の手配ができないのでガラス作品が作れません。それで昔(20年近くまえ)作って保管してあった物を蔵出し
してご覧にいれました。我ながら良くとってあったものと感心しました。当今は断捨離とか言って不要なものを整理し
て身辺をスッキリするのが、今風のようなのですが。自分は過去執着型といいますか、何処までもズルズルと引っ張る
タイプで精神的にも物的にも過去を捨てきれないのです。後期高齢者の域にたっしてその感が増してるようです。
でも人生って過去の一つ一つの事象の積み重ねでしょうから、それに執着するのは至極当然のこと。
物や道具類だって九十九神(ツクモガミ)って言って100年を経ると霊性を得て神になるそうじゃないですか。
人が骨董や古いものに惹かれるのはそういうことなんですねきっと。
だから断捨離なんかしちゃ駄目だと思うのです。とことん過去を引きずって生きて、死んだら後は誰かが断捨離してく
れるでしょう。(ゴミ屋敷はダメですよ)
 
 
 
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
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